Technology For Mediaの挑戦を続ける!

メディアやコンテンツのためになることを突き詰めていく

DataTailor(データテイラー)というINCLUSIVEの100%子会社で、メディアやコンテンツのためのテクノロジーの活用についての事業を行っています。テクノロジー活用というと、非常に広範で漠とした話に聞こえるかも知れませんが、現在は、「Inventory Maximization」「Contents Empowerment」「Data Development」の大きく3つの事業領域を展開しています。
「Inventory Maximization」では、プレミアムな女性系メディアに限定したネイティブアドネットワークContentmatic(コンテンツマチック)を基軸として、その他にもグローバルで展開する皆さんもよく耳にされるようなテクノロジー企業と協業しながら、メディア内の広告表示の最大・最適化をお手伝いしています。
「Contents Empowerment」では、メディアやコンテンツに対して、どのようにして、そのメディア・コンテンツを気に入って、愛してくれる読者を集められるか?を自社テクノロジー・他社テクノロジーを活用して、届けることができるか?をお手伝いしています。 
「Data Development」では、お取組みをしているメディアさんやブランドさんから、各種ユーザーデータや視聴ログなどをお預かりして、お取組み先各位のビジネスをどうすれば、最良なものできるか?ということに取り組んでいます。

そのテクノロジー活用に意味はあるのか?目的と手法が逆転していないか?

——今後取り組んでみたいことはありますか?

先にお話ししたように事業としては、細かく分類していますが、3つの事業は関わり合いながら展開しています。これからもニーズを把握しながら、「メディア/コンテンツのためのテクノロジー事業」を更に展開していくことを考えています。
ワクワクすることは、無限にあるのですが、絶対に忘れてはいけないな!と思うこととしては、テクノロジーありきの自己満足なものになっていないか?ということを常に自問自答しないといけないということです。この業界は、スピードも早く、新たに取り組めることや、一見目新しいサービスはどんどん増えていきます。また、非常に魅力的に見えるものばかりなのので、ついつい飛びつきたくなることは、多々あります。
しかし、必ず「メディア/コンテンツのためになることなのか?」を常に見極めながら、その事業を「今やるべきか?」考えるように気を付けています。なので、冒頭でもお話したように、更なる展開は考えているものの、闇雲な展開・拡大は志向せずに、「メディア/コンテンツのためになること」に絞り、今後も取り組んでいきたいと思います。

妄想力と知識の出し入れ!

——変化の早いアドテク領域についていくためには?

テクノロジー業界は動きが早いので、一時でも学びを止めると業界の流れから置いて行かれてしまいます。だからこそ学び続けることが必須です。テクノロジーの力を充分に発揮できるかどうかは、使う人の知識にかかっています。テクノロジーはあくまでツールですから使う人が、未熟では本来の力が出せません。
実は現状のアドテク領域では競合のプレイヤー間のテクノロジーには実はそれほど差がないんです。だからこそテクノロジーを使う担当者が、どれだけうまく使いこなせるかかが効果をわける大きなポイントとなっています。どれだけ勉強したかが成果に直結してしまうので、なおさら勉強はかかせません。具体的にはアドテクの本やカンファレンスに積極的に参加していくことで、積極的に情報を収集しています。
収集するのみでとどまらずに、集めた情報を基に競合のプレイヤーに自身の考えをぶつけてみることも行っています。知識を貯めるだけでなく実際に発信することで知識を咀嚼することが重要です。インプットとアウトプットを繰り返していくことが学びには必要だと思っています。
このような知識を付けるときに、色々な人が領域が広く・スピードが早い中で、どうやって知識をつけるポイントを絞るのが良いのか?という質問を頂くことがありますが、私は妄想力にかかっていると思います!(笑)こんなことがやりたい!!っていう妄想を起点として、何を知っておくべきか?ということを見つけていき、その知識にまつわる書籍やセミナーへの参加をするのが良いのではないか?と思います。