漫画業界の歴史をつくっている真っ最中!唯一無二のデジタルコミックエージェンシーになる

小林琢磨 株式会社ナンバーナイン代表取締役社長

1984年東京都生まれ。立教大学卒。2007年に株式会社USENに入社、翌年退社とともにイラストに特化した制作代理店、株式会社サーチフィールドを設立(2018年まで代表取締役)。2016年堀江貴文氏と株式会社ナンバーナインを創業し、株式会社人狼の代表と株式会社アントレースのCFOを兼任。2021年12 月、株式会社ナンバーナインはINCLUSIVEグループ入り。


迷ったら「まずやってみる」。スピードファーストで駆け抜ける

——「すべての漫画を、すべての人に。」というミッションを掲げているナンバーナインですが、現在は、漫画のデジタル配信事業の成長が著しいですね。

2016年創業当初は漫画アプリ「マンガトリガー」が主軸でしたが、漫画アプリがレッドオーシャン化したので、新規事業として漫画家さんから直接版権をお預かりして、デジタル配信する事業を始めました。現在は6,500冊以上の漫画作品をお預かりする主要事業に成長しています。あまりにも漫画家さんからのニーズが高くて、最初は配信が追い付きませんでした。

漫画のデジタル化ってスキャンすればいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、実はそんなに簡単じゃないんです。漫画の原稿は古いものも多く、セリフ部分をデジタルフォントに置き換えたり、傾きや汚れを補正したりと、画像処理に手間がかかります。品質を保証して、漫画家さんの信頼にも応えたい、すると生産が遅れて在庫本数が担保できない。

この課題を解決するために、2019年に電子書籍制作のためのサテライトオフィス立ち上げの計画を立て、とりあえず(笑)COOの荒井に宮崎の日南に飛んでもらいました。そこで誕生したのが日南デジタル漫画ラボで、人材採用と育成をして、生産体制を整えました。荒井がゼロから立ち上げ、整えて引継ぎをして帰ってくるまでに、9か月でしたね。

その後は、漫画家さんからの要望で周辺ビジネスも増えていきました。もっと作品が読まれれば収益化するんじゃないかということでマーケティング支援したり、確定申告がわからないというご相談をいただいたりして、漫画家さんのマネジメントサービスも広がっています。現在契約している漫画家さんは1138人です。ここまでで3年ぐらいです。

——スピード感溢れる展開です!

スタートアップなので、速さが重要だと思っています。リソースが限られている中で立ち止まらずに「まずやってみる」という精神を大事にしているんです。だから、話題になっているNFTにいち早く参入したり、漫画のイノベーションといわれている、WEBTOON(ウェブトゥーン)スタジオをつくったりということに着手できているんだと思います。

僕たちは、現在進行形で、漫画業界の歴史をつくっている!

——漫画業界でどのような存在になろうとしていますか?

いま僕たちが目指しているところは「漫画の総合商社」です。漫画にかかわることすべてにビジネスチャンスを見出して、漫画の新たな市場を開拓しますというスタンスです。出版社の漫画編集のノウハウは歴史の積み重ねがあり、それに新興の僕らがかなうとは思っていません。ただ、業界の慣習にとらわれずにサービスをつくれる僕らだからこそ、市場を創造していける、そう確信しています。

例えば、ナンバーナインの漫画のデジタル配信サービスは、オープンなサービスとしては業界にまだ数えるほどしかないサービスだったんです。それが億単位のビジネスとしてものすごい勢いで成長している。WEBTOONも、まだ日本ではプレイヤーが少なくて、みんながスタートラインに立っています。それなら、先駆けてスタジオをつくっている僕らに大きなチャンスがある。まさに前人未踏の漫画の新しい歴史をつくっているところで、漫画業界版図を拡大していけると思うと、本当にワクワクします。

——2022年12月からINCLUSIVEグループに入りました。

INCLUSIVEより資金調達を受けて、ナンバーナインの主力事業やWEBTOON制作の強化に取り組むことに決めました。メディアDXを推進しているINCLUSIVEに漫画という新しいコンテンツフォーマットで貢献できるというシナジーもある。なにより、藤田社長とは経営者としての相性がいいと思います。自分と似ているな、というか、個人的に藤田社長は僕の「上位互換」だと思っていて。追いつきたいと思える人です。先を走っている藤田社長から、ナンバーナインがこれからもっと成長するために必要なこと、リソースを貪欲に吸収していきたいと思っています。INCLUSIVEとももっともっと交流していきたいですね。

右から、INCLUSIVE代表取締役社長藤田誠、ナンバーナイン取締役COO荒井健太郎、ナンバーナイン代表取締役社長小林琢磨、ナンバーナイン取締役CXO小禄卓也、INCLUSIVE取締役CSO後藤健太郎

——どんな人と一緒に働きたいと思っていますか?

2016年に創業して以来、技術(スキル)と魂(ソウル)で漫画(コミック)の価値(バリュー)を最大化(マキシマイズ)する、しかも最速で!と走ってきました。「まずはやってみる」姿勢で、そのスピードで一緒に走ってくれる人がいいですね。できれば、有言実行で。やると宣言することが大事で、たとえダメだったとしても、知見が溜まり成長の糧になるから、それはいいんです。

今、ナンバーナインは「ナインバリューズ2.0」という5つの価値観を掲げています。

圧倒的当事者たれ

ベターではなくベストを目指す

すべては漫画のために

画面越しの笑顔を増やす

遊び心を忘れない

この価値観に共感できる人、一緒に全速力で楽しみましょう。
最後に、漫画が大好きなこと! これだけは譲れない一線です。面接では好きなキャラクターを聞きますよ(笑)