経営者と伴走しゼロイチで事業を立ち上げる!ひたむきに「やりきる」視線の先

M. Y. メディアコンサルティング部ユニットマネージャー

国際基督教大学卒。2017年にINCLUSIVEに新卒で入社。内定時から新規事業社内公募に応募するなど積極的にコミットし、1か月の研修を経て『社長室』に配属。2019年社長室ユニットマネージャーとなる。(2021年社長室が『メディアコンサルティング部』へと名称変更)

「持続可能な事業づくり」へむけて、何度でも失敗するチャンスをもらった

——Yさんが所属する『メディアコンサルティング部』の前身は『社長室』だったんですね

『社長室』は、社長直下のプロジェクトを推進する部署でした。協業先とともに事業を立ち上げる場合は社長が主体となっていることが多かったからです。名称を改めたのは、持続可能なメディア事業をつくっていく戦略的部署となるため、また、社長以外にも企画営業を担える人材をつくる期待も込められていると理解しています。業務内容としては継続か、もしかして増えたかもしれません(笑)。
具体的には、出版社やテレビ局、最近では著名な個人の方々との新しいメディアの立ち上げやコンサルティング業務、社として参入する新規事業領域の検討などを、社内の各部署と連携しながら推進します。
いままで、非連続なプロジェクトさばきが多かったのですが、これからは持続可能な事業をつくる領域へ入っていくことがテーマですね。

——Yさんの今のメインミッションである『北海道Likers』での事業づくりについて教えてください

『北海道Likers』は、サッポロビールさんから譲り受け、2020年にINCLUSIVE運営のメディアとしてゼロから再スタートしました。私は譲受から関わっていてリブートを担当し、現在は北海道Likersを核とした事業づくりに取り組んでいます。メディア立ち上げは、社長室で経験を積んで型ができたのですが、その後収益化していくことの難しさを感じています。

収益化の糸口を見つけるために、学生ライター講座資金をクラウドファンディングで募ったり、自治体が公募しているプロジェクトや事業に対して提案する「プロポーザル」に参加したり、トライ&エラーの繰り返しです。

地方自治体のプロポーザル業務では、社を代表してひとりでプレゼンをすることになったり、他社の役員の方と一緒にプレゼンしたり、ものすごいカロリーをかけて大幅に軌道修正した提案書を作ったのにコンペ落ちしたりと、かなりヒリヒリする体験をしています。なかなか結果に結びつかず悔しい日々でした。ただ、連敗しても社長からは「今回は○○が分かったから、何が良かったのか悪かったのかを徹底的に深掘り、次につなげよう」と、いつでもネクストゴーの言葉が返ってきました。

意志ある「報・連・相」でプロジェクトを推進する

そんな失敗の経験と提案の数々が、今取り組んでいる北海道の事業でも活きてきて、自治体との取り組みにも繋がってきたと、すごく実感しています。それぞれの強みを持つチームメンバーとともに頑張ってきて、提案の練度も確実に上がりました。他社が提案しているプロポーザルにも『北海道Likers』がラインアップされたり、声をかけていただいたりすることが増えました。

ただ、提案していく中で、全部自分でやりきろうとしてしまうとチームが育たないこともあると気づきました。私はプレイヤー気質で、組織づくりやマネジメントは苦手なのですが、今後はメンバーの強みを活かしていきたいと思っています。チームだからこそできることは本当に大きいので。チームの力でいかに持続可能なプロジェクトをつくるかが、引き続きの課題ですね。

——メディアコンサルティング部でプロジェクトを進めるコツはありますか?

ステークホルダーが多いので、進行や関係調整が肝ですね。社内のさまざまな部署の人に加えて、協業先やパートナーなど関わる方が多いので、「どうすれば前に進むか」をいろいろな人の意図や考えを想像しながら取り組む必要があり、タフな業務だと思っています。

経営者の意図を考え整理して、報告も細かめにして意図を確認するのはもちろんなのですが、私は、それに加えて自分はどうしたいということを必ず織り込むようにしています。プロジェクトを進めるのは自分なので、「誰かが決めてくれる」という受け身の姿勢では、形になりません。社長に「結構頑固だよね」と言わせてしまったこともありますが(笑)、意図を説明すれば認められることが多く、またアドバイスをもらって勉強になることも多いです。その上で、説明責任を果たすという意味でも、自分の意図する方向に進めるという意味でも、相手に合わせた「報・連・相」は重要だなと思います。

自分だけの成長は卒業。これからはチームごと成長させていく

2022年新年の事業計画合宿にて経営陣と

——新卒入社から一筋に経営者と伴走してきたYさんですが、特にどんなところに仕事の醍醐味を感じていますか?

いろいろな仕事に向き合える機会があること、自分の取り組み方・考え方次第で、おもしろくできることが魅力かなと。
例えば北海道のメディアに向き合って、北海道のさまざまなヒトやコトの魅力を知ったり、今までの経験が思いもしないところでつながったり、突然宇宙や衛星利活用事業に関わることになったり、堀江貴文さんはじめ刺激をもらえる方々とご一緒したり。ヒリヒリする場面が多く大変なことも多々ありますが、全力で向き合ったな!と思える仕事をした後の達成感はやはり自分の力になると感じています。

——今後のYさんの野望をお願いします

まだまだ道半ばですが、プレイヤーとしての推進力は評価してもらえて今かな、と思います。今後は「企て」から始めて事業が軌道に乗るまでをやり切る「チーム」をつくっていきたいです。これまでは社長の想いや企画を具現化することが一番でした。これからは、自走する組織をつくるために、組織ごと成長させられるマネージャーになりたいと思っています。

『社長室』から始まった『メディアコンサルティング部』はメンバーとともにどんどん成長していて、目指すところは、社内で一番の収益を生みだす企画集団です。次の名称は、『企画営業本部』になるかもしれません(笑)。だから、「企て」て「やりきる」人と一緒に働けたら嬉しいです!